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ガンジーののりのレビュー・感想・評価

ガンジー(1982年製作の映画)
3.9
インドから帰ってきたその日に観賞。

冒頭と最後のシーンのガンジーが射殺された場所、そのままガンジーミュージアムになっていて、実際に撃たれたポイントやその場に行くまでの足跡が残されていた。
まぁもともとガンジーましてやインドの歴史そのものに興味もなく疎い自分ではあるが、いざ目の前で“ここがガンジーの撃たれた場所”とみせられると流石にリアリティーがあり、映画を観る動機になったw

まず全体を通して思ったことは、「ガンジー大変だったね…(小並感)」
イギリスとの戦い、他宗教との折り合い、またインド国民に自分の思想を理解してもらうステップ。
もう次から次へと問題だらけ。伝記だから老いていくのもあるけど、どんどん可哀想になっていったよ。
でも、また同時に「楽な生き方だったかもな」とも思った。
まぁ楽というよりシンプルであることは効率的であり生産的である。
この映画を通して感じたのはガンジーのコアは『非暴力』そして、ゴールは『一つのインド』。
このコアとゴールの2点が明確であると、困難はあれど目的のために様々なアプローチを生み出せる。と思った。自分の人生も省みましょう…

個人的に刺さったシーンは息子の復讐で他宗教の子供を殺してしまったヒンドゥー教の男を諭すところ。
あれこそが世界平和であり、憎しみの連鎖を断つ悟り的アプローチだと思った。
ってか当たり前だけど全体通してガンジー悟ってんなぁって思ったわ。
仕事したがらない奥さん怒るところも、感情と思想を分けられるマインドの持ち主であることが伺えたし…

最後になったけど、俳優の人まじガンジーだった。
顔もさることながら、英語のアクセント。インド英語なんだけど海外留学してたから割とクセが少ない感じ?とかも良く表されてたと思う。
(まぁガンジーの英語そんな聞いたことないけど、
アイアンマン3のマンダリンの人だよね、すげー
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