【このエンタメ精神を見習うべし！】
半世紀以上前の映画ですが、小林旭が賭博師に扮して活躍しています。
色々な賭博シーンがあり、対決相手もさまざまです。サイコロ賭博もありますが、いくらなんでも「ありえない」感じの技が見もの。でも娯楽映画ってこういうものですから、リアリスティックでありながら同時に荒唐無稽でないといけないんですよ。それを忘れていない。
女とのお色気シーンも無論あるし、オープン車でかっこよく賭博場に乗り込むとか、カーチェイスになってしまうとか、賭博以外の娯楽の要素もたっぷり盛り込まれていて、エンタメとしてよくできています。
時間が長すぎないのもいい。90分に収まっていますからね。ダラダラ2時間続いて退屈させる自称エンタメよりよほどサービス精神にあふれています。最近の日本映画界、こういう作品に見習うべき点がたくさんあるような気がしますけど。
