ひでG

絶対の愛のひでGのレビュー・感想・評価

絶対の愛(2006年製作の映画)
3.5
名作の鑑賞(再見)が続いたので、

濃いめの味のジャーキーが欲しくなって、
監督キム・ギドクの名前で、即チョイス。

期待通り味かなり濃いめで、インパクトありありでした!

「嘆きのピエタ」で世界を制したキム・ギドク。あれは良かったなあ〰、衝撃的だった〰
それの6年前の作品。
破格的な主人公が破壊的に突き詰めていく
物語は共通する。

どことなく素人っぽさというか、
テレビドラマ的というか、全体的にやや
バランスが良くない印象もある。(彼と
美容整形の先生とのシーンとか必要かな、、など)

でも、巡り巡ってそうなるかあ〰というあたりは、「嘆きのピエタ」の雰囲気を持っていると言える。

人は何かを得ても、さらに大きな、絶対なものが欲しくなる。

愛もまた同じ。

もっと、もっとと、突き詰めることで、
自分の感情の足場さえ失ってしまうことになる。

美容整形の地獄、相手にもっと自分を認めされたい!
相手の脳を自分で埋め尽くしたい!

99であると、あとの1が気になって仕方ない。その1を得るために、殆ど完成していたジグソーパズルの絵を全部ぐちゃぐちゃににしてしまうお話。

その破壊的、破滅的なドラマは、やっば
後を引く、、独特の喉越しやなあ、、😅
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