はみー

絶対の愛のはみーのレビュー・感想・評価

絶対の愛(2006年製作の映画)
3.2
キム・ギドクってめちゃくちゃ面白いわけでもないけど、重い題材のわりにスッと見れる。
主人公の男女がどこに惹かれあったのかがまず全然わからないのですが見てる間に「あんたたちお似合いだよ…」って納得してしまう。
両方すごいいい部屋に住んでるし即引っ越ししたりポンと整形するのでお金持ちなのかな?と思ったけど年齢職業などの情報は全然明かされず…だからこそあんまり感情移入しないで寓話的な感じで鑑賞できるんでしょうね。
韓国の合コン事情なんかも見られて面白かったです。実弾射撃デートをした女性はお顔が主人公にとって好みじゃなかったみたいだけど魅力的ないい女だなって思いました。
なんで同じカフェで毎回毎回大騒ぎするんや、大迷惑ヤンと思いましたが原題が「タイム」?なのでループ的な要素もあるんですね。海辺の手のひらの彫刻の上で潮が満ちていく描写が何回が入っているのもそのあたり(時間の経過)意識しているのでしょうか。
どういうオチに持ってくのだろうと思ってたら「えっ、彼も!?」って急にギアが入る感じがキムギドクっぽくて良かったです。
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