今まで観ていなかったけどスピルバーグ監督の「フェイブルマンズ」でジョン・フォードに触れていた事もあり初鑑賞。
それぞれに事情を背負った多様な乗客達。一見怠惰に見えるが実は高潔な志を持った男。天を向いたカメラの上を走り抜ける馬車。ワンカットで走っている馬に飛び移り落馬する危険なスタント。弾丸尽き果て絶体絶命のピンチに駆け付ける騎兵隊。決定的なシーンを見せずにはその後のカットで結果を悟らせる決闘シーン。
今ではアクション映画の定番になっている、そしてスピルバーグが多用している映画のお約束が随所に見られる。
特に馬を使ったスタントシーンは当時は大変だったろうなと製作陣の苦労が偲ばれる。
あと、地平線の位置に注目しながら観たけど、常に真ん中より上か下にある訳じゃありませんでした。
騎兵隊と同じで締めるべき時に使う事で最大の効果を発揮するレイアウトなんですね(笑)