明石です

駅馬車の明石ですのレビュー・感想・評価

駅馬車(1939年製作の映画)
4.1
電車など未だなく「駅馬車」が使われていた西部開拓時代、南部アメリカを走り抜ける駅馬車に、白人と対立関係にあるインディアンが襲いかかり、乗客皆で立ち向かうことになる。ジョン·フォード監督がトーキー初期に手がけた、すべてのアクション映画の祖になったとも言われる、正当でオールドファッションで勧善懲悪的な西部劇。酔いどれの医者に妊婦、鼻持ちならない金持ち、脛に傷のある女性、お尋ね者のガンマン、酒の商人に、女たらしのバクチ打ちと、同乗する面々がバリエーション豊かで面白い。そして終盤のカーチェイスならぬ馬チェイスの緊迫感ときたら!過度に様式化されて(と私には思える)西部劇も、ジョン·ウェインも苦手な私にしては思いのほか楽しめました。
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