Siesta

駅馬車のSiestaのネタバレレビュー・内容・結末

駅馬車(1939年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

記念すべき1000レビュー目 あの淀川長治さんのオールタイムベストにして「映画のオリジナル」とまで言わしめた不朽の名作 昭和一桁生まれの亡き祖父も当時見たことがあると言ってた たしかにハリウッド映画の祖とも言えるのではと思う めちゃくちゃ雑に超ざっくり言っちゃえば、ジョンフォード×黒澤明=ハリウッド超大作、みたいなことなんかなぁなんて思う
そして、アクション要素よりも特に前半にかけて前面に押し出されるのはヒューマンドラマ イメージとしては群像劇的ヒューマンドラマ、インディアンとの大アクション、ラブロマンス、西部劇みたいな流れ
産気付いたところでコーヒー大量摂取する医師がナイスキャラ 死ぬ時は酒か銃弾だ、とか 最初、アパッチが部族の名前じゃなくて人名だと思って混乱した
とはいえ、白眉はインディアンとの大アクションだろう ジョンウェインの馬から馬へ移っていくのマジで頭狂ってる あの迫力はCGじゃ出せないし、人死んでない?大丈夫?ってなる やっぱり1000本映画を見てきて、映画って古典の評価が高くなるの分かるなぁと思う だって、技術は青天井で進化するから その時代の凄い技術もいつかはもっと凄い技術が現れる 正直、最近はやや臨界点かなぁとも思うけれど もちろん、2001年、ジュラシックパークとか、時代を超えて凄まじいものはあるけれど だからこそ、やっぱりリアルに人がやってるものが最強なんだよなと思う しかも、今の時代じゃマネできないものだらけで ライオンキング超実写版なんて作品もあるわけで、もはや実写とアニメーションの境目も曖昧になってきていて でも、本当に人がやっているというそれ自体が持つ強烈でプリミティブな映画的快楽は不滅だと思うし、だからこそこの作品も不滅の名作なんだろうと思う
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