のどあめ

駅馬車ののどあめのネタバレレビュー・内容・結末

駅馬車(1939年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

キネ旬のオールタイム・ベストにあったため視聴。
1939年公開。
80年以上前の映画であるのが信じられない。
最初がワチャワチャしていて、ああついていけないかもと不安になったが、テキパキとキャラクターが出揃い、いざ出発する段階にはワクワクしている自分がいた。
前半は主に人間ドラマが展開して、ルーシーの出産までがピーク。ここですごい映画だな、と正座した。
クライマックスのアパッチの襲撃が凄まじく『マッドマックス怒りのデスロード』もかくや、というこの時代にとんでもないシーンの連続。
キッドが駅馬車の上に乗るシーンや先頭馬に乗り移っていくシーン。馬に乗り移ったアパッチが打たれて地面に落ち、馬車の下を通過するシーン(死ぬど)。銃の「音」。
弾切れから、ルーシーにハットフィールドが銃を向けるというとんでもないシーンまである。
無事(?)に、到着したあとも、リンゴの決闘があり大満足。
これが約96分の映画なのが信じられない。

プロットは目的地へ向かうというただそれだけ。それでもジョン・フォードが映画の神様、と呼ばれる理由がわかる。
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