雪の喪章の作品情報・感想・評価

雪の喪章1967年製作の映画)

製作国:

上映時間:92分

3.9

『雪の喪章』に投稿された感想・評価

mira

miraの感想・評価

5.0

若尾文子の見舞いにきた天知茂との会話のシーン、向きあって話していながらも視線を向けるたびにどちらかが伏せたり、なかなか視線があわない。でも、視線があった瞬間に内側から切り返すことで画面が躍動してすご…

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20年ほど前にラピュタ阿佐ヶ谷で見たときは何というダメ男(福田豊土デンターライオンのCMしか記憶にない。日本画家福田豊四郎の長男だったとは知らなかった)映画と思ったものだが、見直してみてなかなか味わ…

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『女の一生』にそっくりな話だが、他の原作があるらしい。
夫と浮気している中村玉緒に起こる不幸を見てほくそ笑む、雪の若尾文子がゾッとする美しさ。
90分で文芸映画並みの満足感は大映美術あってこそ。
随…

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金沢,銀箔,雪倒れ,緑指輪,桜,赤子,うなじ剃刀,ヘビ,屋根雪落ち,笑顔,子死,火事,召集令状,金屏風,鍋,招集解除,終戦,不貞,2階吐血,息子スキー,花
AONI

AONIの感想・評価

3.0

約90分という短い尺の中、次々とイベントが起こるので見ていて飽きないが、あまりの展開の早さに昼ドラのような節操の無さを感じないわけでもない。にしても、平凡な男のくせに、若尾文子サマと玉緒ちゃんの両方…

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2階からの吐血など一気に展開に引き込むのが上手いと思った。題名の通り雪と死が紐付けられていく一方で、冒頭、火事の金箔、ラストの花と死とのコントラストも強調される。天知茂との家出やカミソリなど若尾文子…

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シネマQ

シネマQの感想・評価

5.0

冒頭から義父の一周忌なのに新婚初夜の事思い出してニヤついてる若尾文子、激ヤバ。
葬式から始まるように若尾文子に死がまとわりついてて、雪と死が断片的に紡がれていく。
三隅研二らしいキメキメのショットに…

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Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.2

栄枯盛衰の物語。

物語は、昭和5年の金沢で始まる。
若尾文子が嫁に来るが、夫は女中(中村玉緒)と肉体関係を続けている異常おな家庭風景。
その家は、若狭家というが、若狭家の浮き沈みとともに関係する人…

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このレビューはネタバレを含みます

凄すぎて何から騙っていいのかわからんレベルだが、ラストでホラーになるというかなんというか…

戦争が終わったという開放感、灯火管制から解き放たれて廊下の電球を明るげな表情でつけていく若尾文子のカット…

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Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.8

「雪の喪章」

冒頭、昭和五年。金沢一の老舗、金箔商狭山家、嫁ぎ、絶望、関係、戦争激化の事情、一枚の赤紙、戦地、軍需会社、金箔業、線路の風景。今、愛しては悩み、恨んでは愛する雪国の女の運命が写し出さ…

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