このレビューはネタバレを含みます
父親から捨てられ施設に預けられた少年シリル。
施設でも持て余され、父親からは拒絶され、週末だけの里親のサマンサをも手こずらせる…
という、カンヌで5作品連続で受賞したダルデンヌ兄弟の監督・脚本によ…
とにかく走る映画。そこに込められた少年の一途で純粋なエネルギーが、一切年相応の生き方につながらないのを見ているだけで悲しくなる。
走る以外のアクションもどんどん洗練されていっているが、それと反比例…
母親が亡くなり、父親に育てられていた10歳の息子が突然施設に入れられます。何もわからず世界にポツンと置き去りにされた少年。だが、縁あって美容室の女性が週末だけ里親になるのですが・・
ベルギーで社会…
ダルデンヌ兄弟作品、カンヌグランプリ
父性の喪失、母性への渇望、行き場のない怒りや葛藤
子供ながらに犯してしまう罪や、そこからどう事実と向き合っていくのか
決してやり返さなかったシリルは、自分の…
自分を施設に預けた父親を必死に追い求める11歳のシリル
はっきりと拒絶しない父親は理解できないシリルを何度も突き放す
父親の自信のない優柔不断さがとても残酷
対して里親のサマンサは恋人にキレられて…
このレビューはネタバレを含みます
ダルデンヌ兄弟の作品。
こんな少年は世界にいくらでも普通に存在していて、その一人一人に寄り添い、それぞれの人生をしっかり立ちゆかせることの難しさを思うと、途方に暮れる
ただ少年の荒くれる原因はは…
ただただ不憫。隙をついて唐突に逃げ出すのが、それしか方法を知らないって感じがして辛かった。
父親に会いに行った帰りに、走行中の車の扉を開けて逃げようとするシーンが印象的。サマンサとの絆が生まれたシー…
鑑賞後スッキリサッパリしました。母性や父性なんて本能ではなくそれを持ち得ない人間なんて腐るほどいるし父性を持ち得ていたとしてもそれは聖なる尊い美しいものというだけではなくみみっちい浅はかな言動の動機…
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