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少年と自転車のhokaのレビュー・感想・評価

少年と自転車(2011年製作の映画)
2.5
ADHD気味に見える、施設で暮らす少年シリル。
他人なのに、それを親身になって支えるサマンサ。
少年の境遇には思う所もあるが、父親の所在は判るし、親切な里親も居る。強盗を働く事が彼等を哀しい気持ちにさせる事が分からない歳でもない。しかし金が全てを解決すると思った少年は、強行する。

不可解だったのはサマンサの少年に対する思い入れの強さだ。
客観的に見れば、彼女に少年を保護する義理も責任も無い。
彼女の背景が詳しく語られないので、シリルの何が彼女の母性を刺激したのかわからない。前夫との間に息子がいて、会えない理由があるとか?

父親の背景もわからない。なぜ息子を施設に預ける程窮乏したのか?

投石で木から落ちて、ちゃんと改心出来たのだろうか?
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