マヒロ

少年と自転車のマヒロのレビュー・感想・評価

少年と自転車(2011年製作の映画)
1.5
父親に見捨てられた少年・シリルと、偶然シリルと出会い、里親を買って出る女性・サマンサのお話。

正直、う~ん?な映画だった。なんとなくオフビートな映画だろうと予想はしていたんだけど、オフビートどころか無味無臭といった感じで、グッとくる場面が全く訪れない。かといって静かな雰囲気を楽しめるかというと、あまりにもワガママな少年の振る舞いがノイズになってそこも楽しめない。
そもそも、なぜサマンサがそこまでシリルに親切にしてくれるのかが良くわからないし、ラストもなぜあそこで終わったのか謎。

映画は約2時間という限られた時間があって、その中で生まれてくる空白とかを各々で読み取り考える楽しみがあると思うんだけど、この映画はあまりにも空白が多すぎて空をつかむような印象だった。

(2015.50)
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