このレビューはネタバレを含みます
3ヶ月程TSUTAYAで借りられてて見れなかった映画を念願の鑑賞。
この兄弟監督の"人に付いていく視点"によるアングルは本当痺れる。登場人物に肩入れさせる画力が半端じゃない。
自転車は少年自身と向き…
自分を施設に預けた父親を必死に追い求める11歳のシリル
はっきりと拒絶しない父親は理解できないシリルを何度も突き放す
父親の自信のない優柔不断さがとても残酷
対して里親のサマンサは恋人にキレられて…
何回観てもモヤモヤする
愛情に飢えている子どもにはどうしてあげたら良いのかな
都合が悪いと怒鳴ったり見捨てる
そんな相手でもすがりたいし、執着するから余計嫌がられる
どんな親でも子どもは、親といた…
このレビューはネタバレを含みます
ダルデンヌ兄弟の作品。
こんな少年は世界にいくらでも普通に存在していて、その一人一人に寄り添い、それぞれの人生をしっかり立ちゆかせることの難しさを思うと、途方に暮れる
ただ少年の荒くれる原因はは…
事情のある家庭で子どもが生きていくには、いくつもの試練を乗り越えなければならない。子どもは親を慕うが、親は自分のことで手一杯となる。
週末だけの里親のサマンサは、寛容であり、子どもとの約束を守り、引…
相変わらず俳優の表情を引き出すのが巧いダルデンヌ兄弟
シリルは偶然出会ったサマンサに母親の存在を見出し、サマンサはシリルに母性的存在でいようとする
互いが互いに影響を与えあってた
自転車が唯一の…
2011年ベルギー・フランス・イタリア合作、第64回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞作。
ダルデンヌ兄弟が監督の作品2作目の鑑賞だったが、今作は先に観た「息子のまなざし」ほど暗くもなく、重…