「ある子供」と「サンドラの週末」など、
常に子供や貧しい人々の置かれている厳しい状況を描き続けてきたダルランヌ兄弟の作品。
実の父親から見放された12歳のシリル。
遠い外国の話でも、我が国にも共…
このレビューはネタバレを含みます
wikiを読んだら、日本で行われた少年犯罪のシンポジウムで取り上げられた育児放棄の実話から着想したとのこと。
放棄されてる子供がそれでも親を求める姿が痛すぎて、またサマンサの無償の愛情を突き放しかけ…
いつも通りではあるんだけど、他人を信用できない人が他人を信用できるようになる瞬間をここまでちゃんと描かれたら感動してしまう。
シリルとサマンサの出会いのシーンの素晴らしさ。野暮な脚本家とか監督なら、…
このレビューはネタバレを含みます
子供のどこにも行き場のないまっすぐな思いと自分でも手に負えない程の生命力で弾けそうな体が、車の間を縫って危なっかしく走ってく。
そして少し成長すると、その危なっかしい煌めきが、優しいものになってい…
サマンサ、聖人過ぎる。
「俺かこの子か選べ」って、こんな寒い事言い出す輩と関わると不幸まっしぐら。
パパが、少年にも分かってしまう程の下衆の極み。
最後の何分かはドキドキしたけど、改心した?ようで、…
人には愛が必要なことがよくわかった。
子どもって自分を守ってくれる人,安心できる居場所がないと、こんなにも心が不安定になってしまうのね。大人の想像以上に子どもの心はやわらかいんだな。
父親に突き…