はじめ観た時は、判断保留だったが、
何度か観るうちに好きになった。
後の北野作品につながる部分がいくつも見つかる。
例えば、障害や病を持った女性と男性の組み合わせ、
長い付き合いの友だち、
男の後輩とのやりとりに時間を割くところ、
海、
主人公の死等。
印象に残っているシーンは
「お仕事何されてるんでしたっけ？」
「鉄砲の通信販売」
「我妻さん、なんで警官になったんです？」
「友だちの紹介」
乾いてる、冷めてる。
ブレッソンとか、ファスビンダー、キューブリックを混ぜて70年代の日本映画で割ったみたいな雰囲気を感じた。
音楽も結構好きだった。サティを東京の下町とか、場末風にアレンジした感じが。
公開当時、そこまでメジャーじゃなかった
佐野史郎
岸部一徳
平泉成
遠藤憲一
寺島進
白竜
みんな若い。
私の好きな北野映画は『3-4X10月』『ソナチネ』『BROTHER』『あの夏、いちばん静かな海。』『HANA-BI』『その男、凶暴につき』『みんな〜やってるか!』。
