色と光と構図がよくて、それさえよければ私は話なんかどうでもいいのかもしれない。わざとらしいくらい構図が決まっていて、そういうのを見るたびに脳内で「あ〜〜〜(美しい〜〜)」と思っていた。こういうの誰が配置したんだろ?
終盤、流れ弾が人に当たるシーンが素晴らしく、人が戦いの中でドラマチックに死んだり病で苦しんで死んだりするだけが死じゃなくて、こういうただ生きてるだけで、ただそこに運悪く存在していただけで簡単に死んでしまうということが、張り詰めた暴力のやり取りと同じ画面にあるのが極めてよかった。私はこのシーンだけで100万点だと思った。
あと映画って殴るふりをしたり殴られるふりをしたりするのを真面目にやってて面白いな〜と暴力のシーンで毎回思いました。