ま

その男、凶暴につきのまのレビュー・感想・評価

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)
3.8
北野武監督の記念すべき監督デビュー作。

まさにタイトルに偽りなし。暴力で全てを解決する刑事をタケシが熱演してるんだけど目がヤヴァイというか本当に人殺しそうな危険なオーラが凄かった。
さすが某有名編集社を襲撃しただけのことはあるな…と思いました。

監督としての片鱗も既に見せており、売りである暴力シーンの凄味もそうだけどそれ以外のシーンの撮り方、退廃的な美学やセンスがこの頃からずば抜けていたことが分かった。

平泉成、岸部一徳、寺島進、佐野史郎、遠藤憲一など今では一流どころだけど当時はまだ若い人もいたりして、そんな俳優の起用や音楽も素晴らしかった。

これから役者としても監督としてもガンガンいってやるぞバカヤローって感じの勢いを感じた。
ま