恋の作品情報・感想・評価

　恋。

　なんてありふれたタイトルなんだろう！と思ってフィルマで検索してみれば「恋」と言う字を含んだ映画は数えきれず出てくるけれど、一文字で「恋」は他に邦画で2本しか見つけられなかった。先に取った…

• #よしまるの1970年代の映画レビュー

この映画「恋」は、1971年にカンヌ国際映画祭でグランプリ(現在のパルムドール賞)を受賞した秀作だ。

原題は「The Go-Between」と言って、「とりもち」という意味らしい。
監督は赤狩りで…

面白かった！
思い出すのは「つぐない」。
ドミニクガード君が
シアーシャローナンと重なる。

令嬢と使用人の恋。
原作なのかロージー監督の演出なのか、
２人のシーンがほとんどないのに、
緊張感や色気…

まいった。さすがジョセフ・ロージー。
孤高の天才ながら、きめ細やかな演出により無駄の一才を省くような職人技まで見せてくる。

華やかなブルジョワ生活の陰で辺境に追いやられる男女の悲哀。
その悲劇の物…

屋敷,ハンモック,ベラドンナ,街買い出し,夏服誕生日プレゼント,レストラン,プティング,馬競売,鹿群れ,グリーン服,川,小作人,鍵付き本,黒魔術書,藁降り,膝斧当たり,温度計,メッセンジャー役目,手…

カンヌ・パルムドール受賞作。監督は「召使」(1963)「銃殺」(1964)のジョセフ・ロージー。思春期を迎えた少年の初恋悲話を描く。原題は「go-between（伝言人）」。音楽はミシェル・ルグラン…

ほろ苦い少年の初恋の破れる様というおねショタあるあるな話をこんなにも禍々しく撮ってしまうロージー。誕生日会に現れない娘を探すマーガレット・レイトンの形相たるや！怖い怖い。
フッと放り込まれる未来の描…

恋の使者として弄ばれた少年の夏

　13歳の少年レオはブルジョワの友人マーカスの家で夏休みを過ごす。レオはマーカスの姉マリオンと買い物に出かけ、グリーンの服を贈られる。マリオンと親しくなったレオは彼…