まーしー

ファイナル・デッドコースターのまーしーのレビュー・感想・評価

3.0
シリーズ第3作。
今回はジェットコースターの事故を予兆し、死を回避した高校生たちがターゲット。
偶然が重なった事故が高校生たちを襲っていく。果たして「死のあらすじ」は存在するのか——。

登場人物が遭遇する事故が見どころの1つ。
豊富なアイデアで構成される事故の数々は、多種多様な死のゲームが登場した『SAW』シリーズを彷彿とさせる。
その中でも、本作は日焼けサロンの場面が衝撃だろう。四重、五重に重なった偶然が、2人の女子高生の身に危険を及ぼす。これがまた痛々しい。

前作のようなミスリードは少ない。
偶然が重なって起こる事故もストーリーも、ほぼ観客の予想通り。
その点、前作のようなヒヤヒヤや驚きは少ないかも知れない。
90分程度の尺でテンポよく、「死のピタゴラスイッチ」と称される事故の数々を楽しむに尽きるだろう。

前2作と世界観は同じくするも、あまり繋がりは感じられないのが残念。
しかも救いようのないストーリーにも賛否があることだろう。
3作目ともなり単調な印象も否めないが、個人的には好きなシリーズのため、ここは並の評価で。