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大魔神逆襲のkazu1961のレビュー・感想・評価

大魔神逆襲(1966年製作の映画)
3.4
▪️Title : 「大魔神逆襲」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1966
▪️JP Release Date :1966/12/10
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-481 再鑑賞
🕰Running Time:87分
▪️My Review
「大魔神」のシリーズ第3作で最終作になってしまいました。シリーズ最終作は森一生監督の鶴の一声で、子供たちが主役に据えられ、少年の純真な信仰心が大魔神を動かす設定になりました。冬休みの公開期間ということもあったのでしょう。。。『マグマ大使』のガム役で知られる二宮秀樹が鶴吉を好演してるのは印象に残りました。
吹雪の特撮が印象的で、大魔神がその宝剣を初めて抜いたことでも話題になりました。マンネリを避けるために子供を主役に据えましたが、結局、虐げられた良民の祈りが魔神に通じ怒りが爆発という基本パターンから脱却しきれず、新しいインパクトを与えるには及びませんでした。結果興行的にも不調で本作でシリーズは終了し、大映の特撮時代劇は妖怪シリーズへと移ります。(子供の鑑賞を願った割にはラストの宝剣で悪人をぐさっといくのは???)
本作の特撮の見どころは登場のシーン。大魔神は本作では雪の魔神として雪の中から現れ、最後には粉雪となって消えていきます。雪から現れるシーンは、13時間を費やして撮られたそうです。本作で初めて、魔神の使いとして大鷹が登場しています。
『大魔神』、『大魔神怒る』、『大魔神逆襲』の3作とも1966年に大映京都撮影所で製作され、時代劇と特撮が巧みに融合された作品です。時代劇の本場であった同撮影所で『座頭市シリーズ』や『眠狂四郎シリーズ』などに腕を振るった安田公義をはじめとする時代劇専門のベテラン監督が起用されていて、時代劇としても重厚なリアリティが保たれています。また、各作品は独立したエピソードをもちますが、日本の戦国時代にて悪人が陰謀を巡らせて民衆が虐げられると、穏やかな表情の石像だった大魔神が復活して動き出し、破壊的な力を発揮して悪人を倒すという舞台や展開を同じくしています。

物語は。。。
非道な領主のもとで強制労働をから逃げ出した村人たちを救うため、四人の子供たちが禁足地の山中へ向かいます。領主側は追っ手を放ち、子供の一人が命を落としてしまいます。そしてついに、山の武神像が動き出します。。。

▪️Overview
「大魔神怒る」の吉田哲郎がシナリオを執筆、「陸軍中野学校 雲一号指令」の森一生が監督した“大魔神”シリーズ第三作目。撮影はコンビの今井ひろしと前作「大魔神怒る」の森田富士郎で、特技監督にも前作同様黒田義之があたっている。(引用:映画. com)

出演は、二宮秀樹、堀井晋次、飯塚真英、長友宗之。
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