近松門左衛門の浄瑠璃を映画化した作品。
郷ひろみが主演のこんな作品が作られてたなんて知らなかったなぁ。
どうなんでしょ?
流行歌に歌われるくらいの良い男を描くのに、郷ひろみは無かったんじゃないかなぁ?
いや彼が良い男でないと言っているのでなく、あの濃ゆい顔とそれをさらに強調したメイクは時代劇の中で圧倒的に浮いている。
まるで丁髷結った異人だよね〜。
あとラストの錦帯橋での立ち回りが、散々引っ張っといてコレですか?って感じ。
重要な文化財だから、大立ち回りやって傷でもつけちゃイカンって配慮とかあったんだろうか?
演出も浄瑠璃に忠実すぎて、映画としてはどうなんだろう?
わざわざ映画にするんだから、映画に相応しい演出とかがあったんじゃなかろか?
ベルリン国際映画祭で銀熊賞 (芸術貢献賞)を獲得しているようですが、自分にはイマイチしっくり来ませんでした。
ただ随所に篠田正浩監督らしいカメラワークがあったのは良かったかな。