くめこ

チャップリンの黄金狂時代のくめこのレビュー・感想・評価

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)
4.1
閉館となる中洲大洋さんのサヨナラ上映にて。この作品が開館時のこけら落とし上映作品だったとのこと。1番大きな会場で満席で見るという貴重な体験でした。
隣は綺麗な…多分若い男性の方と1人で来られていた若い女性の方。そんな若い人やカップルから手を引いて歩くほど歩行困難そうなお年寄りの方まで、幅広い世代の方がいました。お年寄りの方だけでなく若い方からも愛されてたんだなと思いました。

そんな中上映。もう子供の頃から何度もビデオで見てますが、うちにあるのは、春風亭小朝さんの弁士つき。これが面白いんです笑。

ですが、今回はチャップリンのナレーションで初めて見ました。こっちが本家。どちらも素敵です✨

スクリーンで見ると細々したものが見えるのと、こんな音楽流れてたんだ…と改めて気づきました。

チャップリンの役はどれも割とそうですが、隠キャ?ですね。笑いどころがもうあるあるで、私も!わかる!笑と思いながら笑いました。あとは飢えの極限の時のギャグが最高。やっぱり笑ってしまいました。

今回気づきましたが、チャップリンの身体能力の高さに驚きました。あの麓の小屋で助けてもらうシーン。体が凍っている表現ですが、あの体をピーンとまっすぐにして起こしてもらったり、丸太のように抱えて運ばれてたりするけれど、かなりの難易度なことだと思います。いやあ、そこらへんもすごかったんだと再発見しました。

さて、チャップリンは強い女性が好きなのかな?ヒロインが強い。強すぎる笑。でも愛のある、そして夢のある素敵なストーリーにほんわかしました💕

皆さんが笑ってるところで一緒に笑って楽しみました。とても楽しい幸せな時間でした。

中洲大洋さんは大学時代から知ってました。どうしても地元で見られないものを、田舎からたまに通って見ていました。レトロな雰囲気の内装が大好きでした。たくさんありがとうございました。
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