すな

チャップリンの黄金狂時代のすなのレビュー・感想・評価

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)
4.7
寄った顔が映画すぎる。彩度がない時代の瞳の輝き。
チャップリン本人のナレーションは賛否あるだろうけど、悪者が唐突に死ぬシークエンスで、普通だったら視聴者が置いてけぼりになりそうなところに、「悪が栄えるはずはなく ラーセンの運命は尽きた」ってナレーションが入ってて、クールな省略だと思った。
大勢の男女が踊ってる大広間の端でひとり佇むチャップリンを背中から撮ったカットめちゃ良い。
全てのベタを作った男なんじゃないかってくらい見たことあるくだりが出てくる。
100年前に面白いとされてたギャグで今も笑えてるから、逆に100年前にスベッてたとされるものを見てみたい。
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