悪魔の毒々クチビル

悪魔の毒々ハイスクールの悪魔の毒々クチビルのレビュー・感想・評価

悪魔の毒々ハイスクール(1986年製作の映画)
3.7
綺麗で安全な原子力!!!

原子力施設から漏れた汚水が近所の高校の水道に混入して、生徒が世紀末状態になったり溶けたり性欲モンスターになっちゃうお話。


安心安定トロマ映画です。
今年最初の投稿ですが、観たのは去年です。だから何だって話ですねさーせん。

超絶エログロナンセンスとまでは言わないけど、杜撰どころじゃない施設の状態や既に汚水がある程度浸透してカオス化した高校等、相変わらずバカ一筋。
特に不良グループの時代錯誤なヒャッハー集団は無駄に個性的で、顔面の一番生えなさそうな所から毛が生えている奴や某民族的なバカでかいピアスして骨を振り回している奴とか、存在そのものが停学レベルな連中なのに何故かリーダー格と他数名が最前列で授業を受けている(受けてはいない)のも面白い。
と思っていたら実は彼らは半年前までは優等生グループで、汚染水のせいでああなってしまったようで。成る程それならしょうがない!

で、そこの施設の庭で栽培されたドラッグ「アトミック・ハイ」の影響で主人公(?)カップルが何かおかしくなります。
劇中キャラでもまともな方の彼氏は緑の液体を吐き出す怪力マンに。
乳輪の大きな彼女の方はハイになった後にしたSEXが原因で、謎のモンスターを産み落とすというよく分からないけど多分わかる必要もない事態に。

終盤はそのモンスターが成長して不良たちの顔面貫通パンチしたり首引っこ抜いたりと、トロマらしい緩い血祭りシーンもありますがそこに至るまでは結構長いです。
ただモンスターの見た目は思いの外しっかりヌメキモで良かったですね。
モンパニパートも好きなんだけど冒頭の避難訓練で、唯一まともな優等生君が緑の液体吹き出しながら窓から落ちてそのまま溶けるくだりが一番かな。その後のクラスメイトの「ああいう避難方法もあるのか」っていう台詞もトロマらしいアホさ加減が素敵。

ラストの休校ハッピーエンドもアホ全開で、主人公カップルの体調が気になったままで終わりますが別に良いんじゃないかと思えてきました。これぞトロマ。ってことで。

2023年、今年も色々な事がありましたね。
印象的だったのは祖母に電話で新年の挨拶したら俺の声が思ってたより低かったらしくて、一瞬詐欺を疑われた事ですかね。あと「今も職場渋谷なのかい?」って聞かれたけど、一回も渋谷だったことはないです。
個人的に1月に観たい映画は特に無いんですけど、再来週にはもうUnearthのジャパンツアーが控えてるって時点で最高の始まりなんだよな。