ちっちゅう

おくりびとのちっちゅうのネタバレレビュー・内容・結末

おくりびと(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2021.02.28(日)
納棺師に対してこんなに卑下した見方をされているのに驚いた。
納棺師である夫に、その仕事をしていることを隠されていたのが気に入らないとはいえ
「汚らわしい」なんて…。

遺体を大事にするのは日本独自の文化だと聞いたことがある。
清め、別れを告げ、おくりだす儀式は遺された人にとってとても大切なプロセスだと
改めて考えさせられる作品だった。

死が身近なところから切り離され、忌むものとして扱われるようになったことが
社会の歪みの一因になっている気がしてならない。