まつむらはるか

おくりびとのまつむらはるかのレビュー・感想・評価

おくりびと(2008年製作の映画)
-
ひとつひとつの所作がとにかく美しい。

憧れだったチェロ奏者から、おくりびととして働くことになる、都会を捨てて故郷で生活をする、そのギャップと戸惑いが見事に表現されていると思った。主演の本木さんの、初めての経験に戸惑う演技がとても上手いし、社長の、落ち着きはらっていてどこか浮世離れしているような佇まいも素晴らしい。
クリスマスにローストチキンを頬張るシーンがシュールで好き。