コロンビア

おくりびとのコロンビアのレビュー・感想・評価

おくりびと(2008年製作の映画)
4.3
生と死の間に寄り添う職業。

いつの間にか生も死も見ないようにして、現代社会は回っているし自分もその中にいるんだと思った。作品中何度も静かに涙が流れた。

親が死んだときその顔を見ることはできなかったし「死んだ」という事実から逃げてきたけど、遠くない未来大切な人が亡くなったら つらくても苦しくても、死者の顔を見て「送り出す」、その儀式に立ち会いたいと思った。

本当に皆さん演技が上手で圧巻なんだけど、台詞が少ない中きちんと心を動かしてる広末涼子さんさすがだなあ。最初は「良い妻すぎる」と思ったけど男性の目に映る妻をしっかり演じていて 悩み苦しんでいる内側もしっかり見えていた。