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ルイスと未来泥棒のmichikoのレビュー・感想・評価

ルイスと未来泥棒(2007年製作の映画)
2.5
アメリカの絵本『ロビンソン一家のゆかいな一日』を原作とした、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオによる、47番目の長編アニメーション映画。

元Pixarで制作総指揮となったばかりのジョン・ラセターの指示により公開日を延期してまで作り直したという本作。そのおかげか、シナリオに関しては意外性があったり伏線も多く楽しめる内容となっている。またヴィランも憎めないどころか所々優しい面も描き、その理由がしっかりある事も良い。

タイムマシンによるタイムパラドックスと因果のループを描いたSFものであるが、絵本を元にしているためか、家族にタコがいたりカエルが楽器を演奏していたりとファンタジー要素も多くアクは強い。

過去に縛られるのではなく未来に向かって進もうというテーマは良いのだが、少々謎が残る終わり方である。続編があっても良かったかもしれない。
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