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『B・G物語 二十才の設計』に投稿された感想・評価

1960年代のOL恋模様がカラフルに描かれた佳作

源氏鶏太の原作をベースに製作された、東宝のお家芸・サラリーマン映画かつ女性向けテイストな本作。今回は星由里子演じる新人BG(現在ならばOL)のモテモテ恋模様や、その周辺の人々の出会い・別れ・ゴールインを描いた、ちょっぴり少女マンガ的なストーリーでした。この手の作品は連続ドラマの方が面白そうに感じるし、バブル期はトレンディドラマになっていく予感は感じつつ、60年代の空気感や化粧室でのBGトークは面白く観ました。

ストーリー:早くに両親を失った栗村杏子(星由里子)は兄の太郎(船戸順)の勤める会社に入社した。入社してまもなく、兄の友人の深見(江原達怡)に突然一目惚れされて当惑したり、重役の息子、津沢浩(稲垣隆)に強引に関係を発展させられそうになったりとモテモテ。だが、浩に連れ込み宿に誘われそうになったとき、浩の元カノである要子(北あけみ)が現れ、「この男は信用できない」と交際を警告する。
また、太郎や深見たちにも恋のエピソードが発展。それぞれの恋のゆくえはいかに…?

90分内にかなりたくさんの登場人物が登場し、盛りだくさん。ドラマのほうがゆっくり描写できそうな展開。主人公杏子に思いを寄せた人物だけでも、浩、深見、そして会社の大株主・大道家の長男(児玉清)にもアタックされる展開。その上、杏子の兄・太郎&深見、そして杏子の同僚のせつ子(水野久美)たちには「片思いをしても届かなかった遠い人ではなく、近くでこっそり思いを温めてくれた人」と結ばれる展開が絡み、この点でも胸キュンストーリーにお腹いっぱいゴチソウサマデシタ。
(ネタバレ:杏子は結局誰とも付き合わない選択をする)

星由里子のはつらつとした美しさとに加え、深見と結ばれるせつ子役・水野久美、そして株主・大道家のお嬢様役・藤山陽子は凛とした姿、太郎と結ばれるたね子役の浜美枝はチャーミングと女優陣の充実ぶりに加え、太郎役の船戸順、深見役の江原達怡らも爽やか好青年。等身大の新人社員ぶりがまぶしい魅力に溢れていました。ただ…津沢浩があまり魅力的でなく、そこがストーリー全体の流れを遮ってる気がして残念。

ちなみに、津沢浩の父である専務は松村達雄、杏子の上司を有島一郎が演じていて、ときにコミカル、ときには腹黒く演じていて、ラブストーリーだけではなく、東宝サラリーマン喜劇風味もちゃんとあります。私が観た回では、かなり笑いが起きてました。特に有島一郎は面白かったなぁ〜クライマックスではかなり腹黒く、また自分の出世のみを考えるブラック小物課長ぶりもアクセントが効いてよかった。それでいて仕事ぶりが若干おっちょこちょいな点も面白い。
杏子との出会いが満員電車の中で痴漢騒動からの会社で再会という演出もベタだけど笑いました。

これだけ女性社員の等身大ストーリーなので、小物や部屋など、カラーで観たかったなぁ〜白黒作品なのがもったいないくらいの胸キュンBGコメディーでした。

おまけ:杏子(星由里子)と大道家の息子(児玉清)がいい感じに距離が近づいて行ったときに、そういえばこの方たち、後の作品『裸の重役』では夫婦だったなぁ〜もしや今回も?と一瞬力が入った。むしろ、くっつかないかな〜?とすら思ってしまっていた。

おまけ2:本作はロードショー封切り時、2本立て上映であり、その時の併映作品は小津安二郎監督『小早川家の秋』らしい。なるほど、「社長シリーズ」おなじみのキャストはこちらに勢ぞろいなので若手社員の奮闘ぶりはわかる。けど、『小早川家の秋』も作品テーマが「結婚」だなぁ〜


おまけ3:たまたまだと思いたいが、『小早川家』『B・G物語』両作品でも、男性陣がバーでジンフィズを注文していた。
さらに、「雪山讃歌」を歌うシーンがどちらにも登場していた。
Gocta

Goctaの感想・評価

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兄が勤める会社に19歳で入社した妹が、兄の同僚、専務の息子、大株主の息子といったプロポーズされ思い悩む姿を、兄の恋愛も絡めて描くコメディ。面白くは観れたけど、まるで漫画みたいな人物設定でそれ自体に笑ってしまう。価値観が今とはまったく違うのはやむを得ないか。