彼奴(きゃつ)を逃すなの作品情報・感想・評価

彼奴(きゃつ)を逃すな1956年製作の映画)

製作国:

上映時間:94分

3.9

『彼奴(きゃつ)を逃すな』に投稿された感想・評価

半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.6

事件の目撃者となり謎の人物に恐喝される貧乏な夫婦役に木村功&津島恵子というキャスティングがドンピシャで、見えない敵に怯え警察に告げるか告げないか狼狽する彼らのドラマがより切実に伝わってくる。

主人…

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これは傑作。電車が近づくと不幸が起こる…を画でも音でも何度も反復しているので異常な緊迫感がひたすら続く。近所、警察、そして夫にも証拠を話せない妻を突き放すように吹く風、それを足元から撮ったショットの…

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Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.2

この映画、すごくスリルがあって、面白かった!!

物語は、ある殺人が起きるが、その犯人を目撃した男(木村功)は、妻(津島恵子)と相談して、事件に関わりを持つことをおそれて、警察に協力しないようにした…

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HK

HKの感想・評価

4.0

「黒い画集」などの鈴木英夫監督によるサスペンス映画。キャストは木村功、津島恵子、志村喬などなど

ラジオ商を営む夫婦がいた。平凡で慎ましく過ごしていたが、旦那が向かいのお店で起きた殺人事件の犯人を目…

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t

tの感想・評価

3.0
ラジオ、列車、虚無僧といった音の演出への気の配り方は良いのだが、どうもテンポ悪く緊張というより弛緩してしまっている気が(結果寝た)。木村功が生活苦に喘ぐのをもっと見たかった。

つまらん。手堅すぎて面白みが全くない。冒険的なショットが無いので90分を通して文法を崩す、歪みのあるショットがゼロ。
俳優も好きじゃない。ラストを誰が誰を打ったのかよーわからんし。

こーゆーのはサ…

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画と音のテンションのつけかた。ノイローゼ気味の夫と護衛刑事の追いかけっこカメラ横移動しながら二人が向こうから走ってくる縦構図カットかっこよすぎない?
チンドン屋の道化との視線の交差がしつこくて大変よい。戦争に行った人はみんなモールス信号わかるのだろうか。
さっ

さっの感想・評価

4.5

サスペンス演出もだが若い夫婦のつつましやかな生活感と庶民的な心理描写が素晴らしい。洋裁店と安アパートのセットと照明が本当に良い。空間を意識させるキャメラワークも!

革ジャン着た宮口精二の殺し屋が地…

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本当面白かった!あざといぐらいに連続するサスペンスシーン、それを神経症的に盛り上げる芥川也寸志の音楽、エンタメ映画として極上。木村功と宮口精二が対峙するシーンは鳥肌!あと、ピエロおっかない。昭和30…

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