青二歳

海の桃太郎の青二歳のレビュー・感想・評価

海の桃太郎(1932年製作の映画)
4.0
青地忠三&村田安司が描く桃太郎の大ザメ征伐。海の中を泳ぐようなふぁっとしたゆらぎや、サメの血がじわぁっと広がるアニメーションなど工夫が見事。
【おはなし】
竜宮城の議会「いろいろと相談の結果、やはり日本の桃太郎さんに助けを乞ふ事になりました。竜宮城からは無線電話をもって救援方を交渉しました。」
ナレーション「竜宮からの頼みを快く引受けた桃太郎君は水に不得手な雉子だけを残して、時を移さず出陣しました。」
どうもサメが竜宮城を襲っているようです。潜水艦にて立ち向かう桃太郎一行(雉子抜き)。潜水艦なら雉子も仲間にいれてあげたらいいんじゃないか…?というツッコミは置いといて。なんか猿も犬も桃太郎も結局潜水艦から出て直接戦い始めますし…
日本刀で大ザメをひと突きした桃太郎。
新聞屋さん「号外号外!竜宮の大鮫退治は桃太郎の大手柄。号外号外!」
号外におじいさんおばあさん、それに雉子も喜んでいます。新聞には大鮫退治の偉功により桃太郎君に竜宮最高の勲章授與と書いてあります。勲章を授与され敬礼する桃太郎、猿、犬の三人でありました。

やっぱり村田安司さんのアニメーションは丁寧で素晴らしいですね。ただサメとのアクションシーンは短くてもっと見たいなー。アクションなら“空の桃太郎”が楽しい。
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