このレビューはネタバレを含みます
謎な光の撮り方とかカフカ的にもほどがある不条理ストーリーに面食らいつつもラストシーンの余韻で十分おつりが来た
ほぼオレンジと黒のみのコントラストで表現された哀愁、別れる哀しみ、これからの孤独の重みを…
悪夢的不条理世界の日常風景が大好きです!!製作者的には暗喩の意味はあるんでしょうが、敢えて暗喩で表現したということは鑑賞者が自分の好きなように投影したら良いってことです。色々考えるのが楽しい!そして…
>>続きを読む中東らしき雰囲気のする寂れた街(どうやらトルクメニスタンとのこと)を舞台にした、記録映画とドラマ映画の二つの性質を持つ作品で、そのどちらもがかなり難解ながらも絶望的な詩情を湛えるセピア調の映像で撮ら…
>>続きを読むハマる…
オープニングのグラフィックはどこに所属するのかわからないフォントがキュンとするし、ほかには市井の人へのクローズアップ、痩せている母親、逆さまというのかもうようわからん角度のカメラ。うだる暑…
前半の息苦しさが死者との対話から一気に映画にシフトするのが痛快。そっから子供と生活する主人公とか男二人で電車に乗っての別れとかもう映画的な空間のオンパレード。最後一個手前のバックが丘陵地帯の主人公を…
>>続きを読むセピア色のトルクメニスタン、理由のわからない不条理に襲われる青年医師、現れては消えていく人々、物語として整合性は一切保たれていないし訳もわからないが、フワフワと謎の居心地の良さを覚えるロシア映画。風…
>>続きを読む久しぶりに映画観てガン寝してしまった。寝てるあいだもこの映画を観る夢(映画観ながら寝るとたまに見る)を見たのだけど、クワバタオハラが出演して星野源の「恋」が流れてた。
一応寝てしまったところは巻き戻…
「歯車は唸りをあげて廻り続ける」
旧ソで公開が叶わなかったソクーロフ初期の代表作。原作はストルガツキー兄弟の『世界終末十億年前』。ある論文を手掛ける青年が種々の妨害、介入を受けていく様を描いた…
けだるい熱病のような欲望と痛みにいま魂が出会う
世紀末のファンタスチカ
中央アジアの荒涼とした土地を舞台に、ロシアとアジアの青年の交流を軸に繰り広げられる壮大な叙事詩。
原作はストルガツキー兄…
日本初公開時に観たのがおそらくユーロスペースだったと思うんだけど記憶が曖昧。
記憶は黄色くざらざらした蒸し暑さのみ。すごく湿度が高い。湿気で埃がこびりついてるみたい。殆どの正体や理由が判らないまま褪…