マグ兄

乳房よ永遠なれのマグ兄のレビュー・感想・評価

乳房よ永遠なれ(1955年製作の映画)
3.3
乳癌を扱った作品。
死という恐怖に追われ自暴自棄になる心情や、短歌を扱い字としての心情も良かったし、反復(霊安室:ふみこ→子供たち)や、鉄格子でのショット(囚われてるといった印象)など脚本やモノクロを活かした撮影は良かったが、音楽の使い方が下手な印象を受けた。古臭い印象を受けてしまった。音が大きいというか、主張が強すぎるというか。流れもスムーズでないし。田中絹代が監督してなかったら、もっとマイナーだろと思ってしまった。工夫はあるけど基本がなってないという印象。監督経験って大切だなと思った。あと、表現が激しく、洋画の影響が強い印象もうけた。
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