ルアサ2

私は貝になりたいのルアサ2のレビュー・感想・評価

私は貝になりたい(1959年製作の映画)
4.4
終戦後も続く戦争。心に迫る苦しさ、希望と絶望を感じた。
無駄のない素晴らしい構成、1人の男の人生を客観的に追いかけて戦争というものこの作品でも考えさせられた。

2008年のリメイク版が公開されたときくらいに「私は貝になりたーい!」って言っても泣き叫んでウケを取ってた芸人をテレビで観た。次の日学校で「私は貝にはなりたくなーい」って言って友達と言い合ってたことを思い出した。「わたしは貝になりたい」って頭の片隅に残る印象強い良い題名だと思う。今回映画を観るまでギャグ映画だと思い込んでいたから、その思い違いが恥ずかしくなった。元を辿れば人間は海からやってきた。人や戦争の手が届かぬ深海で静かに過ごしていたい、争うなんて愚かなこと考えない動物になりたいということだと思う。
ルアサ2

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