プリズマティカリゼーション

ロッカーズ ROCKERSのプリズマティカリゼーションのレビュー・感想・評価

ロッカーズ ROCKERS(2003年製作の映画)
2.0
軽快なロックをBGMになぜ追われてるのかわからず逃げているオープニングはトレインスポッティングかクドカンのGOか
多分クドカンだろうな なんかクドカンのハチャメチャで適当だけどどこかしんみりしてる青春感がやりたかったんんだろうけど

実在したバンドのギタリストの弔い映画ということであんまり言いたくないんだけどギタリストが死ぬという以外にほとんど話がない
ギタリストへの尊敬か自身の謙遜か主人公がマジでモテたい以外何も考えていない
まぁクドカンのキャラもそんなんなんだけどクドカンには「こいつはこいつなりに考えてんだな」って思えるところがあってこの主人公はそういうところもなくただただ薄っぺらい
その足りない悩みや葛藤といった映画の深みを全てギタリストの玉木宏が担っていてこいつが実質の主人公
だけど話はバカを中心に進んでいくのでまるで中身のないサクセスストーリーがたまに友情出演の豪華俳優を無駄に挟んで進んでいく
脇を固める賑やかなバンドメンバーたちも開始10分くらいにバカなキャラ紹介やって以降ほとんど演奏してるだけでもったいない

先に書いた通りバンドが成功してギタリストが死ぬって話はこれだけ
ただもう一つバンド映画に肝心なのは音楽、演奏シーン
こちらはなかなか迫力があってよく撮れてる、曲は全く好みじゃないけど

バンド映画が好きで邦画でしかもこんな豪華なメンバーでとこの映画を知った時はとても嬉しかったけどなんとも期待はずれでした