ゆうめし

未来を生きる君たちへのゆうめしのレビュー・感想・評価

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)
3.0
DVDで。

スサンネ・ビア監督の未見作品だったためDVD借りて観た。

いじめられっ子のエリアス。パパは難民キャンプの医者で不在がち、ママも医者。
ママをガンで亡くしたクリスチャン。パパと暮らすためロンドンからデンマークへ越してきた。
クリスチャンがいじめっ子からエリアスを助けたことでふたりは仲良くなる。クリスチャン、やられたらやり返すの精神でいじめっ子にもひるまず立ち向かう。自転車の空気入れで後ろから殴りナイフで脅す行動力の高さ。いじめは注意しないけどナイフ所持は注意する学校の先生たち。おっと、北欧はいじめ問題もきちんとしているイメージなのでこれは意外。

ある日、エリアスと弟、クリスチャン、エリアスのパパでカヤックをやりにお出掛け。そこで弟がブランコの取り合いでよその子と喧嘩。その仲裁に入ったパパ。向こうのパパもやってきてちょっとしたもみ合い。エリアスパパは子供の喧嘩なんだからと穏便に済まそうとするが、向こうのパパはブチ切れてエリアスパパを何度も平手打ち。クリスチャンは警察呼ぼうと言うが、パパは平気だよと流す。

数日後、エリアスとクリスチャンは平手打ちした男の車を発見。そこから男の仕事場を調べエリアスパパたちと訪問。パパはなぜ殴ったのか説明しろと問い詰めるが男はただキレるだけ。パパはああいう奴は愚か者だから相手にしちゃダメと告げる。クリスチャンそれだけでは納得いかず、偶然見つけた花火の大量の火薬で爆弾作って男の車を吹き飛ばそうと計画。エリアスは止めたほうがいいよと言うが、最終的に一緒に作る。そして、実行した直後、ランニング中の親子を目撃しエリアスは彼女たちに逃げろと叫ぶ。そのせいでエリアスは爆弾の犠牲に。幸いにも命に別状はなかった。クリスチャンはエリアスが死んだかと思って二人で上った灯台に行くがエリアスパパに助けられた。入院中のエリアスとクリスチャン再会。きっとこのまま二人の友情は続いていくんだろうなと思わせるラスト。

子供目線の負の連鎖。親に愛されているはずなのに、肝心な時に親が不在。同じような境遇で仲良くなるエリアスとクリスチャン。ふたりとも演じている子役が可愛いかったね。エリアスが退院したら危険なことせず、仲良く遊んでほしいね。

エリアスパパ、難民キャンプの医者。そこではビッグマンと呼ばれる極悪人が妊婦のお腹を裂いて男か女かを当てる胸クソゲームをやっているエリア。ある日、そのビッグマンが足の怪我でキャンプにやってくる。そしてエリアスパパに足を治せと言ってきた。パパは医師の使命として周りに反対されながらもビッグマンを治す。ある日、女の子を救えなかったパパにビッグマンは女の子を屈辱する言葉を発する。さすがのパパもそれにキレ、村の人たちにビッグマンを渡す。案の定、ビッグマンは村の人たちにボコられて生死不明。

と、ここで「あれ?こんな感じのシーン前にもみたことあるぞ?」と自分の映画観賞履歴を調べたら10年前にこの作品観賞済みった。未見作品ではなかった!基本一度観た映画は内容わかってるか関わらず覚えているもんだけど、さすがに10年前の記憶は難しかったわ。
ゆうめし

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