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未来を生きる君たちへのxavierのレビュー・感想・評価

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)
4.0
憎しみを越えたその先に新しい世界がきっと広がっている…
医師であるアントンは、デンマークとアフリカの難民キャンプを行き来する生活を送っていた。
長男エリアスは、学校でスウェーデン人という事だけで執拗なイジメを受けていたが、ある日彼のクラスに転校して来たクリスチャンに助けられる。
母親を癌で亡くしたばかりのクリスチャンとエリアスは親交を深めていくのだが…
ストーリーはこんな感じ。
作品のタイトルからは想像出来ないヘヴィなテーマの作品だった。
イジメを受けていたエリアスは、クリスチャンの"ある行動"によりイジメをしていたソフスらの暴力から助けられらのだが、その後の展開がねぇ…
クリスチャン、かなりヤバいんだよね
自分やエリアス、そしてエリアスの父親が受けた理不尽な暴力に対して、常に復讐するっていう対応を崩さない。
また、それが度を越してるんだわ。
そこまでやる?って感じで…
何故、クリスチャンはああなってしまったんだろう?それが語られないまま話が進んで行くので、何かモヤモヤ…
この作品、テーマが"赦し"か"復讐"らしいんだけどなぁ観ていて辛いし、重たい気持ちになるんだよね。

人間、少なからずそんな気持ちは持っている。それに対してどういう行動に出るのかも個々で違う。
なので、この作品でも感じる事は個々で大きく違うんじゃないかな。
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