EDDIE

メン・イン・ブラック3のEDDIEのレビュー・感想・評価

メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)
4.0
KとJの強固な絆が再認識できる作品。かつてKに逮捕され、積年の恨みから刑務所から脱獄しKを殺害するボリス・ザ・アニマル。しかもタイムトラベルして過去に遡って。

本作はトミー・リー・ジョーンズ扮するエージェントKの出番はやや少なめ。
ボリスに殺害されるであろう若きKを救おうと、過去1969年にタイムトラベルするエージェントJ。つまり、Jが今回組むのはジョシュ・ブローリン演じる若い頃のKなのです。
なんと29歳のKを演じるわけですが、これがまた29歳に見えない!笑
ブローリンKはまぁ老け顔ですが、純粋に年齢も当時43、4歳なので、あえて老け顔という設定なのでしょう。
しかし、トミー・リー・ジョーンズのKをよく研究したのでしょうか。まったくもって違和感ない無表情と仕草。異なるのは見た目ぐらいで、本当によく演じていたなという印象です。

本作のテーマとして、タイムトラベルが大きなものとしてありますが、これが気になる方は少なからずいると思います。設定が緩すぎて、しかも過去に遡るのもかなりお気軽。クライマックスのJの選択もまさにこのお気軽感から過去を改変していくのです。MCUシリーズ「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観た後なので、様々なキャラクターの関係性など細かく配慮していたので、このお気軽感がダメな人は終始気になることでしょう。私自身はこのMIBシリーズ自体が緩々な作品なので、本作においてはあまり気にしませんでした。

個人的には、過去のKと現代のJのコンビが見れて、かつJのルーツまで辿れる本作はシリーズで一番好きです。正直ラストの展開には感動してしまいました。

キーパーソンの1人グリフィンを演じるマイケル・スタールバーグも良かったですね。予知能力を持つ異星人。彼もボリスに狙われる1人。過去でKとJと相見え、現代に戻った時にその際の会話の伏線を回収する流れもなかなか良かったです。

さて、「メン・イン・ブラック/インターナショナル」を鑑賞する前のシリーズ復習完了。
EDDIE

EDDIE