2024-46
前提に邦画に対するレビューは洋画に比べて比較的シビアであると思っている。
これまでに観たことのない、極めて前衛的なホラー、シュルレアリスム、エロティシズムが混ざりあった、耽美的な映画、類を見ない。
上記の印象を受けた上で、私のこれまで観てきた邦画のトップ5のうちに入る、それくらい強い印象を与えてきた。
場面を追うごとに不安が立ち込めるが、一切の先、帰結、継りが見えない。そんな映画は果たして面白いのか、それが面白い。
「ツィゴイネルワイゼン」がジプシーの歌ってその合致性に鳥肌が立つ
最後の5分は本当に圧巻。
「もう、後戻りはできませんわよ」
「参りましょう」
