このレビューはネタバレを含みます
印象に残るシーンばかりだった
東京浪漫三部作の1作目
盲目の3人衆 門付け芸人
砂浜でのモグラ叩き 後ろでは桶で海に揺られながら演奏
欲に忠実
こんにゃくをちぎりまくる奥さん
雪なのかなんなのかわからん平原で裸になり自らを亀甲縛りする中砂
あれはもう既に死の地にいて、足掻いていたのかな。
死んだら皮と肉を剥いで骨にしてくれといい、青地の奥さんに対する眼球舐め
水蜜桃をあまり綺麗とは言えない食べ方をする青地の奥さん
中砂が亡くなってから、青地とは目も合わさなくなり、何度も家に中砂の本とレコードを取りに来る、元芸者の小稲
中砂の家に行く道のり
トンネル、鍾乳洞、途中にある木の囲い?が次元を狂わす入り口にも思えた
目、骨、死、桜、鏡、僕らに何度も見せてきた。何かの比喩・メタファーなのかな
中砂が最後の旅に出た時にいた、小さい門付け芸人3人衆は、過去の彼らなのだろうか。年齢的にはみんな近そうだったからおそらく違うと思うが。中砂?が琵琶の弦を切ったとき、3人衆の女の子が、先ほど鬼が通ったと表現した。
中砂はあの時点でもうあの世とこの世を彷徨っていたのかな。
最後のシーン、青地を花がたくさん盛られた小舟のある海辺へと、中砂の娘 豊子が連れてきたが、青地もまさかの生死を彷徨っていた。
個人的には、門付け芸人が屋敷の近くの鳥居の前でセンターに位置し演奏しているのも浜辺のモグラ叩きしながら奥で桶に揺れているシーンはかっこいいなと思ってしまった。
あと、大谷直子さん美人すぎた