ゆかちん

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦のゆかちんのレビュー・感想・評価

2.9
インディ・ジョーンズ3作目。
一応、三部作って感じだったのかな?
クリスタルスカルはよくある復活作品だったのかな〜みたいな。

で、インディの少年の頃が最初に出てきて、なぜ蛇が嫌いか、ムチが使えるのか、ハットの意味、などなど、彼のルーツを知れるのがよかった。
少年の頃の役者、リヴァー・フェニックスなんやね。かっこいいし、目つきとか印象に残る。
盗掘の人たちに結果は負けてしまったけど、あの最後の帽子を被せてやるやりとりが、なんか良いねってなった。。インディ追いかけてる途中も、インディの根性とかを認めるかのようにふと笑ったりしたのとか、最後帽子あげたのも、彼の勇気を褒めたんだもんね。
その盗掘者の人と大人になって再会し、また同じ宝物を奪い合うんだけど、その時の事故で帽子をくれた彼が亡くなった描写があったときのインディの切ない顔がなんとも言えなかった。
ライバルで、殺されるかもしれない相手だったけど、自分の生き方を決めたきっかけの人だもんね。

で、今回はオトンが出てきた!
しかも、ショーン・コネリー。
ハリソン・フォードと親子にするにしては歳がそんなに離れてないような。
でも、親子感あった。
しかも、このオトン、お茶目というかなんというか。美味しいとこ持っていくタイプで良いキャラしてた〜笑笑。
飄々としてるし、ぽっちゃりで元007とは思えないおじさん?おじいちゃん?な雰囲気で武闘派ではないのに、機転を効かせて敵の飛行機を堕としたり、頭の良さで勝つ闘い方が良かった。
インディが敵をやっつけた時のこれが考古学者の仕事か?て返しとかもウィットに飛んでる系やし。

しかも、マーカスが愛されオトボケ感あるキャラになっててびっくり笑。
だから、前回までよりコメディ要素が増えてた気がする。
サラーもまた出てきたし、凸凹チーム感?もあって良かった。

ナチスのことも出てきたし、出演キャラを見ても、一作目に戻った感じなのかな。
でも、時系列で言えば一作目の次がこれだから、合ってるのか。


最初の舞台はイタリアで、雰囲気が都会になった。
ヒロインのエルザ、美人だなぁ。
ただ、いつものヒロインとは違い、ナチスと手を組んでいた裏切り者でもある。
でも、ほんまの悪人かというと違うのかなとも。
良い意味でも悪い意味でも学者なんだろうね。欲に負けて悲劇となるのも。

ヒロインがこうなのかーて思ったけど、今作のヒロインはオトンなんかな笑。

しかし、インディてコロコロ女の人変えるのかね。007みたい。昔のヒーロー映画はこういうもんなのか?個人的には一作目の人がインディの相手としてはしっくりきたな。

前2作では男らしく強つよなインディも、オトンに振り回されて調子狂ってて面白い笑。
ジュニアと呼ぶな!笑。


謎解きしながら地下の中行くやつは、アドベンチャー!
十字剣兄弟団に襲われ、サラッと殺したりもしたけれど、リーダーと和解したのは、なんか良かった。
彼らが最後殺されたのは、悲しみでしたな。
守護人的な人たちの犠牲て、なんかなーと。


インディとオトンが逃げる時に乗ってたサイドカー付きオートバイ、5月の大阪コミコンで観た!
これかー!てなった笑。
2人でコロコロ逃げてるの可愛かったw


ナチスとの戦車での格闘とか凄かった!
アクション映画としてもしっかりしてて。

最後の聖杯に辿り着くまでも、謎解きしながらのアドベンチャーものって感じがして良かった。

ラストは聖杯の魔力?で我を失いそうになるインディを、オトンが父らしく諭したのが良かったね。
オトンにとっては人生をかけた長年の研究のものやのに、それよりも息子を守ることを選ぶ。ようやく父親らしいことをしたというか。

あの遺跡、一応ほんまにあるとこが舞台なんやね。

うまく三部作締めくくってたな〜と思える、面白い作品でした。
ゆかちん

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