ヤマト

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦のヤマトのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 “パパ”不思議アドベンチャー 】
 色気極まるリヴァー・フェニックスから始まる伝説。とにかく、たまらなくカッコいい。そこからハリソン・フォードにバトンタッチは、いくら何でも贅沢すぎる。蛇嫌いになった理由も分かってスッキリだ。
 ハリソン・フォードがパパ、ショーン・コネリーと創る伝説。それにしてもこのふたり、やはりいくら何でも贅沢すぎる。
 ふたりの冒険は、摩訶不思議アドベンチャーならぬ、“パパ”不思議アドベンチャーである。ダンディかつ可愛げ全開お茶目なショーン・コネリーが、冒険や人生において大切なことを教えてくれる。
 本作には随所に人生の“厳しさ要素”が散りばめられているのが印象的だ。すべてが円満に終わるわけではないのだ。例えば運命の人と直感したとしても結ばれるわけではない。本作のインディとエルザのように。結ばれないものは結ばれないし、悪女は美女でも結局のところはやはり悪女なのだ。悪いことをしていればそれ相応のラストを迎える。その逆も然り。
 ラストのお宝の話にも言える。最後、あれもこれもと言わんばかりに、谷底のお宝に手を伸ばした美女にして悪女のエルザは奈落の底に堕ちてしまった。欲もほどほど、何事も腹八分目が丁度よいのである。
 これもまた偉大なパパ、ショーン・コネリーからの教えである。
ヤマト

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