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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦のRyuのレビュー・感想・評価

3.8
1938年。考古学者のインディアナ・ジョーンズは自身の少年時代に目の前で盗掘団に奪われた コロナドの十字架を見事奪還する。それからしばらくして、大富豪 ドノバンから、イエス・キリストの聖杯の情報を探っていた調査隊の隊長が行方不明になったので、隊長を探し出して、聖杯も手に入れてほしい との依頼を受ける。その隊長はインディの父 ヘンリー・ジョーンズであった。

シリーズ第3作目。
冒頭に少年時代のインディの一幕があり、インディ少年をリヴァー・フェニックスが演じています。ほんっとにイケメンだなぁ。インディのルーツもちょこっと描かれています。
そして、今作ではショーン・コネリーがインディのお父さんとして登場します。インディと同じく考古学者で、インディとよく似ています。この似てる親子のやり取りがまぁおもしろい。ある意味友達みたいな親子でしたね。女性まで共有しちゃうのはさすがにやりすぎですが(笑)。
前作同様、ちゃんと敵がいて、お宝をめぐっての人vs人という構図となっています。その敵は1作目に続いてナチス・ドイツ。今回は1作目以上に、ちゃんとバトっていた印象です。やはりここはスピルバーグの反ナチスが出ているのでしょうかね。今回はヒトラーまで登場します。
前作に負けずとも劣らないほど、アクションやコメディもいっぱいあって、退屈になることは一切なかったですね。インディの仲間のマーカスとサラーが1作目に続いての登場となりますが、彼らとインディパパのやり取りもおもしろい。カーチェイスがあったり、戦車が出てきたり、アクションも中々のもんとなっております。
1作目では蛇、2作目では虫、そして今作では鼠の大群が出てきます。もうこれお約束みたいになってますね(笑)。
聖杯の情報を得るために、色んな国に行って、奔走します。今作もヒロインがいるのですが、インディが手を出すのもかなり早い(笑)。こういった点が、なんだか007みたいな気がしました。初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーがいるから余計にそう見えたのかもしれません。
作風はかなり明るめで、アクションやコメディ要素もしっかりとあり、トレジャーハント要素もバトル要素もあって、今作もテーマパークのような楽しさに溢れた作品でした。
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