ふき

帰って来たドラキュラのふきのネタバレレビュー・内容・結末

帰って来たドラキュラ(1968年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

「ドラキュラ・リー」の第三弾。
氷漬けになっていたドラキュラが、ドラキュラを清めるためにやってきた司祭の遠因で復活し、民衆を脅かすというもので、ドラキュラ・リー第一弾に近い。が、この映画はそれだけでなく、全編を通して第一弾(原作)と同じことをやっている。
「とあるキャラが古城にドラキュラを訪ねる。

復活したドラキュラがとあるキャラの故郷に向かい、血を吸う。

ドラキュラに詳しい人がドラキュラを見つける。

ドラキュラが古城に逃げるが滅ぼされる」
……という、言わば「ドラキュラ黄金パターン」だ。
第二弾の『凶人ドラキュラ』で一度は原作のパターンを崩してきたシリーズは、これ以降保守的な方向に進んでいく。商業的にはいい判断だったのかもしれないが、私には残念でならない。
ふき

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