hoka

愛は霧のかなたにのhokaのレビュー・感想・評価

愛は霧のかなたに(1988年製作の映画)
3.0
Porcherはアフリカだけの話ではない。
私が住む国にも熊の密猟問題はある。
熊の胆嚢や手は中国の需要が大きいからだ。

希少価値の高いものには高付加価値がつく。
需要と供給の関係は、需要があるから供給があるのだ。

ゴリラを買う有り余る金がゴリラを滅ぼすと考えると、ルワンダを介してアメリカの内政問題とも言える。
こういう医者たちには、需要自体を根絶する為、累進課税率を90%ぐらいにすれば良いと思う。

ルワンダにとっては金やレアメタルと同様の高価値の輸出品という事だろう。

ワシントン条約もその時の個体数に関係なく政治的力学が働く不完全なものである。

自然保護とは、本来その生態系維持が目的だと思うが、行き過ぎれば捕鯨問題の様に政治利用されるし、そもそも食物連鎖のヒエラルキーの枠外で80億まで膨れ上がった人類そのものが元凶なのだから。

この映画はゴリラに人生を捧げた女性の話だが、彼女の行動が全てにおいて正しいわけではない。
信念があるとも言えるし、偏執的だとも言える。
しかし彼女の行動がゴリラの種の延命存続に寄与した事は間違いないだろう。
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