泣くほど怖い映画を観たことありますか?
何才のとき観るかによりますが、わたしは恐怖のあまり泣いた映画が人生で二作だけあります。
一つめは小学校2年生のとき、親父に「これ傑作だから観ろ!」と無理矢理観させられた「シャイニング」(キューブリック版、しかも字幕)(苦笑)
いやいや!これは親父が子どもに勧めちゃいけない映画筆頭じゃないか?(;゜∇゜)
もう1つが本作です。たぶん中1くらいにVHSで観ました。家になぜかVHSがあった…
三木卓原作小説の映画化で、娘を看病する両親の医療ドラマというか実は感動ヒューマンドラマですが…
野村監督がホラー風味に演出して撮ったんでヤバイことに(´д`|||)
昨今、トラウマ映画として有名になったんで、前情報もあり、ある程度覚悟して観ることができます。
しかし、当時ネットもなく前情報0の状態で、これをブラウン管TV&VHSで観たときの恐怖ときたら(;゜∇゜)
お化けもゾンビも殺人鬼も出ないんです。
では何が怖いかって?
「音による破傷風の発作」です(;>_<;)
文章で書いても「それが怖いの?」と思うかも知れませんが、心底怖いんです(´д`|||)
「ロメロゾンビ」でも「悪魔のいけにえ」でも「13金」「エルム街…」でも泣かないちびっ子桔梗でしたが、これはもう怖くて震え上がって泣きました(;゜∇゜)
女の子の演技がヤバすぎ…
こんなに怖い女子は、
韓国映画の「ボイス」のちびっ子女子に匹敵する( ;∀;)
※女子は怖いけど映画は怖くないです。火サスです。
音で女の子の発作が始まる様子をホラータッチに撮るだけで、こんな恐怖を味わえるとは。
最近の液晶テレビ&DVDで観ても、怖さは伝わりにくいかも知れませんが、桔梗少年を泣かせた映画として、ちまたでは有名に。
※なりません
とりあえず、絶対音出しちゃいけないのです!
でも、女の子が寝てる病室前を、今にも金属製医療器具が崩れ落ちそうな状態で荷台で運んで見事にひっくり返した看護士に桔梗少年は殺意という感情を初めて抱いた瞬間であった!
まあ、当時は観たことを後悔して当然トラウマに…
破傷風にだけは絶対かかっちゃいけないと、以後、外で裸足になることはなくなりました(;´_ゝ`)
ヒューマンドラマなのに、ホラーより怖いという珍しい映画です。
高校生のとき小説も読みましたが、これ自分の娘に起こった実話なんですね(;゜゜)
映画もですが、小説も実体験だけあってすごい緊迫感(。>д<)