スカタン焼き

震える舌のスカタン焼きのレビュー・感想・評価

震える舌(1980年製作の映画)
3.8
恥ずかしながら破傷風の存在を知らずここまで生きてきました。
主に汚泥などに潜んでいる菌が小さな傷口から侵入し、人間の体を蝕んでゆく恐ろしい病気…しかも予防注射したとて、10年以上経過すると免疫が低下している可能性があり大人になってからでも発症しかねないから余計にゾッとする。
開口障害、体の痙攣、呼吸困難などの症状により死亡率が高いこの病気と闘う家族…何をしても娘は呻き叫び怯え苦しみ、両親は何とか看病するが日に日に心身共に、疲れきり次第に様子がおかしくなる。終始心臓が締め付けられ苦しかった…
自分の子供がもし将来破傷風になってしまったら、なんて考えると恐ろしくて、過保護になっちゃいそう。やし、自分自身今日までならなくて本当に良かった…気をつけて生きないと…と思いました。
個人的に80年代日本のインテリア、街並み、表示フォント全部好みなのでそのあたりは目にしてときめきました。
特に当時の医療機器!今観るからこそやけどすごいオモチャみたいに見えて興奮しました。序盤に出てくるお人形さんはかなり怖かったですけども。
担当の女医さんがお声もお顔も時代を感じれてすごく印象に残ってます。最後まで頑張ってて本当に良かった〜
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