継

ラブ・セレナーデの継のレビュー・感想・評価

ラブ・セレナーデ(1996年製作の映画)
4.0
オーストラリアの田舎町に暮らす姉妹,
ヴィッキー・アンとディミティ.

退屈な毎日を過ごす二人の隣家に
都会からイカした男がやって来た
彼の名はケン・シェリー
甘い声で愛を囁く, レディオDJだ

長い髪をかき上げる DJケン,
シャツを胸まではだける DJケン,
エイドリアン・ブロディを車で轢いて,
引き返して来てもう1回轢いたような顔立ちの DJケン.
そんなケンに,
姉妹はメロメロ \( ☆∀☆)/\( ☆∀☆)/
今日も朝から ♪ドゥ・ザ・ハッスル!

こうして(≒どうして?), ケンをめぐる
姉妹のラブ・バトルが 幕を開けるー.


…なんだコレ(笑) f(^ー^;
まだ幼く可愛いんだけど超絶にダサい妹・ディミティ(ミランダ・オットー)と
パーマ失敗した大阪のおばちゃんみたいな姉・ヴィッキーアン。
そして、整備も洗車も一度もしてないであろう愛車・サバンナ RX-7を駆り、
中華料理屋の店主に “生殖行為の歌” 呼ばわりされる'70年代フリーソウル (選曲センス抜群!) をこよなく愛する男、DJケンが織り成す愛憎劇。

前回エントリー時も書いたんですけど、先日DVDゲットしたので再観賞しました(^ー^)/。
描かれるのは三角関係の顛末、なんだけど
↑3人のシュールなキャスティングのせいで
本来ならラブサスペンスになる脚本が、狙い通りというか、ど~してもコメディになっちゃうんです(笑)。
3人は別に笑わそうとしてなくて結構シリアスな芝居をしてるんだけど、見た目とキャラ設定・台詞に微妙なギャップがあってそれが「おかしみ」を醸し出す仕掛け。

登場人物四人くらいなのに、飽きさせずグダグダにならず途中で崩壊もせず、クライマックスまで貫くシリアスコメディ。濃厚な音楽も狙い通りにハマッた印象で、
好きな作品です(o^-')b !
継