ぱりぱり

さよならみどりちゃんのぱりぱりのレビュー・感想・評価

さよならみどりちゃん(2004年製作の映画)
4.0
この人はダメ男役でーす!!て主張が強すぎる映画も多いなか、この映画はダメっぷりに劣らない魅力がぷんぷんで危険すぎる、だから好き
お店を掃除してる時に、ホースを上に向けて虹を作ってくれたり、そんな無邪気さをもった大人ってすごく少ないもん

ダメな人に惹かれてしまう気持ちって誰しもあって、でもほとんどの場合幸せにはなれないからみんなその好きな気持ちを抑えようとしてるんだよね、
そうするべきなのは分かっているつもりなんだけど、私はいっそのこと一回そっちに堕ちてみたいなとも思う、辛いんだろうけど、ある意味でとても純粋な恋愛が出来そう

ユウコがゆらゆらしながらも自分の気持ちに切実に正直であり続けるのが見ていてツラくもあるんだけど、最後のシーンでユウコのしなやかな強さが発揮されてる
全く報われないけど、報われてたまるかっていう感じ

あーあこの映画が好きな私ってまずいんだろうな〜、5年後、10年後の私にも感想を聞いてみたい、その頃にはこの物語を幼いと思えますように!