風来のリヨナ

絶叫屋敷へいらっしゃいの風来のリヨナのレビュー・感想・評価

絶叫屋敷へいらっしゃい(1990年製作の映画)
4.1
ギミックもりもり。

投資のコンサルをしてる富豪ソーン。自身のパーティに誘った美女弁護士ダイアンに一目惚れした彼は、彼女の困り事を聞くべく付き添いで相手先に出向くことに。めちゃ図々しいブラジル人の兄妹を引き連れてマイカーで出発。順調な旅だったのに、このブラジル人たちが暇を持て余し、景色のいい田舎道を走ることを強要。しょうが無く遠回り。

ところが、この田舎道で停止の標識を無視しちゃったことからパトカーに追われる。これもまたブラジル人が面白がり、「ぶっちぎれ」とのこと。カーチェイスの末、あえなく停止させられた一行。罰金で済むかと思いきや、独自の法があるようで「判事のとこに連れてく」と言う。辿り着いた屋敷には狂った判事がおり、明日の出廷まで待機させるとかで落とし穴に叩き落され監禁状態へ…めちゃめちゃな仕掛けだらけの屋敷から逃げ出すことはできるのか…みたいな。

仕掛けと小物の物量がえぐい。見てるだけでわくわくするチープなカラクリがいっぱいで、屋敷に着いてからはずっと楽しい。イカれた判事ファミリーも軒並みキャラが濃く、中でも汚い双子の特殊メイクが凄い。弁護士ちゃんが露出多目なのもすき。

個人的に気に入ったのは、「殺さないでくれ」と突き付けられた銃を跳ね返し銃を突きつけ返す警官の格好良さと、ダンロン的処刑マシン”白骨コースター”と、3段ギロチンに張り付けられる弁護士ちゃんのえっちさです。
風来のリヨナ

風来のリヨナ